文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

エリザベス・ストラウト『オリーヴ・キタリッジの生活』

エリザベス・ストラウト 小川高義訳 『オリーヴ・キタリッジの生活』 ハヤカワ文庫 エリザベス・ストラウト(1956-)の『オリーヴ・キタリッジの生活』を読了しました。本書は2009年度のピュリッツァー賞受賞作で、オリーヴ・キタリッジという元教師の女性を…

ブライアン・エヴンソン『ウインドアイ』

ブライアン・エヴンソン 柴田元幸訳 『ウインドアイ』 新潮社 ブライアン・エヴンソン(1966-)の『ウインドアイ』を読了しました。本書と同じく新潮クレストブックスから出版されている『遁走状態』を読んだときは、どことなくパッとしない印象だったエヴン…

ミシェル・ウエルベック『ショーペンハウアーとともに』

ミシェル・ウエルベック 澤田直訳 『ショーペンハウアーとともに』 国書刊行会 ミシェル・ウエルベックの『ショーペンハウアーとともに』を読了しました。現代フランスを代表する作家のひとりであるミシェル・ウエルベックが、20代のときに出会って決定的な…