文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2021-04-30から1日間の記事一覧

ヘンリ・ミラー『北回帰線』

ヘンリ・ミラー 大久保康雄訳 『北回帰線』 新潮文庫 ヘンリ・ミラー(1891-1980)の『北回帰線』を読了しました。パリ滞在中の1934年に発表された本書は彼の処女作であり代表作で、作家の魂の声が打ち込まれた作品になっています。作家自身は本書を「これは…