文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2022-11-06から1日間の記事一覧

『パウル・ツェラン全詩集Ⅲ』

中村朝子訳 『パウル・ツェラン全詩集Ⅲ』 青土社 『パウル・ツェラン全詩集Ⅲ』を読了しました。本書の内容については、巻末の訳者あとがきの中で次のように述べられています。 この訳詩集の底本には、全五巻からなる、現在刊行されている唯一のパウル・ツェ…

ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』

ヘミングウェイ 高見浩訳 『誰がために鐘は鳴る』 新潮文庫 ヘミングウェイ(1899-1961)の『誰がために鐘は鳴る』を読了しました。左派と右派に別れて苛烈な争いが行われたスペイン内戦を舞台にした小説で、長編第一作である『日はまた昇る』に続いて、スペ…