文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2022-12-28から1日間の記事一覧

イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』

イタロ・カルヴィーノ 脇功訳 『冬の夜ひとりの旅人が』 白水Uブックス イタロ・カルヴィーノ(1923-1985)の『冬の夜ひとりの旅人が』を読了しました。企みに満ちた小説という印象が強い作品で、「あなたはイタロ・カルヴィーノの新しい小説『冬の夜ひとり…

赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』

赤川次郎 『三毛猫ホームズの推理』 角川文庫 赤川次郎の『三毛猫ホームズの推理』を読了しました。「ユーモアミステリー」という評され方が多い作者ですが、本書はれっきとした本格推理小説となっていて、密室トリックや意外な犯人をはじめとして、伏線もき…

赤川次郎『亜麻色のジャケット』

赤川次郎 『亜麻色のジャケット』 光文社文庫 赤川次郎の『亜麻色のジャケット』を読了しました。すっかり大河作品となっている(らしい)シリーズの第三作目にあたるのが本書で、17歳になった主人公の冒険劇が描かれます。中学生くらいで初めて読んだときは…

アンドレイ・サプコフスキ『ウィッチャーⅤ 湖の貴婦人』

アンドレイ・サプコフスキ 川野靖子訳 『ウィッチャーⅤ 湖の貴婦人』 ハヤカワ文庫 アンドレイ・サプコフスキの『ウィッチャーⅤ 湖の貴婦人』を読了しました。ゲームシリーズをはじめとしたメディアミックスでも人気を博したダーク・ファンタジーシリーズの…