ジョージ・オーウェル『動物農場』
ジョージ・オーウェル 川端康雄訳
ジョージ・オーウェル(1903-1950)の『動物農場』を読了しました。ディストピア小説である『1984年』の著者として知られるオーウェルのいわずと知れた寓話ですが、きちんと読むのは初めてのことのような気がします。オーウェルといえば、『カタロニア賛歌』や『パリ・ロンドン放浪記』などのルポルタージュをよく読んできたので、どちらかといえばそのイメージの方が強く残っています。
ソヴィエトとスターリンによる独裁を風刺的に描いた本書ですが、何かときな臭い世界情勢などを見るにつけ、これが遠い時代の出来事だとはとても思えない世の中になってきたと感じるのでした。
【満足度】★★★☆☆