文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

バーネット『秘密の花園』

フランシス・ホジソン・バーネット 畔柳和代訳

秘密の花園』 新潮文庫

 

フランシス・ホジソン・バーネット(1849-1924)の『秘密の花園』を読了しました。『小公女』の著者でもあるバーネットが1911年に刊行した小説です。イギリス植民地時代のインドに暮らす少女が家族の死によってイギリスの親戚のもとに引き取られ、そこで鍵の掛かった「秘密の花族(The Secret Garden)」を見つけて、仲間と共に成長していくというお話です。

 

季節の移り変わりと様々な植物の姿が印象的で、イギリスを舞台にした「ガーデニング小説」という呼び方が何となくその通りだなと思わされて、腹に落ちるものがありました。

 

【満足度】★★★☆☆