文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

2021-08-09から1日間の記事一覧

スタインベック『ハツカネズミと人間』

スタインベック 大浦暁生訳 『ハツカネズミと人間』 新潮文庫 スタインベック(1902-1968)の『ハツカネズミと人間』を読了しました。ゲイリー・シニーズ主演(監督も務めていたそうですが)の映画のシーンが印刷された文庫本のカバーが印象に残っているので…

『パウル・ツェラン全詩集Ⅱ』

中村朝子訳 『パウル・ツェラン全詩集Ⅱ』 青土社 『パウル・ツェラン全詩集Ⅱ』を読了しました。本書にはパウル・ツェラン(1920-1970)の著した以下の詩集が収録されています。 『息の転換(Atemwende)』,1967 『糸の太陽たち(Fadensonnen)』,1968 『光輝…

コリン・デクスター『ジェリコ街の女』

コリン・デクスター 大庭忠男訳 『ジェリコ街の女』 ハヤカワ文庫 コリン・デクスター(1930-)の『ジェリコ街の女』を読了しました。原題は“The Dead of Jericho”です。頭の中で捏ねられる論理によって操作を行う異色の警官を主人公とした「モース警部」シ…