モリエール(1622-1673)の『ドン・ジュアン』を読了しました。いわゆるスペインの「ドン・ファン」を題材にしたモリエールの戯曲作品です。表紙カバーに記された解説文では、モリエールのドン・ファン像は「義侠心に富み胆の太い武人、徹底した無心論者、偽善者など多面的な性格をつけくわえ、自分の欲望に限りをつけられない、快楽の『永遠の探求者』という近代的な人物像」とあります。
これが近代人なのかと言われるとピンと来ないところはあるのですが、17世紀に書かれた作品であることを考えると、まあそんなものかなという気もしてきます。
【満足度】★★★☆☆