文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

J・ケルアック『孤独な旅人』

J・ケルアック『孤独な旅人』

 

J・ケルアック(1922-1969)の『孤独な旅人』を読了しました。本書は1960年に発表された作品で、原題は“The Lonesome Traveller”です。アメリカ、メキシコ、そしてヨーロッパを巡るケルアックの放浪の物語、そして鉄道や山火事看視人の仕事などケルアック自身の体験に根ざした言葉が紡がれている散文作品集となっています。

 

ケルアックの文章を読んで、どこかノスタルジックな気分を覚えてしまうのはもしかすると私だけなのかもしれませんが、『路上』を読んだときにも同じ感想を持ったことを覚えています。それがなぜなのかはよく解らないのですが。

 

【満足度】★★★☆☆