『現代思想の冒険者たち 第26巻 フーコー―知と権力』 講談社
桜井哲夫の『現代思想の冒険者たち 第26巻 フーコー―知と権力』を読了しました。1990年代後半に公刊された「現代思想の冒険者たち」シリーズの一冊です。博士論文である『狂気の歴史』、『言葉と物』、そして「パノプティコン」を有名たらしめた『監獄の誕生』、『知への意思』といった主要著作の解説を交えながら、世俗の人間としてのフーコーを描いた評伝です。思想史家としてのフーコーの読書にはいつかゆっくりと取り組んでみたいのですが。
【満足度】★★★☆☆