文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

ピエール・ルメートル『天国でまた会おう』

ピエール・ルメートル 平岡敦訳

『天国でまた会おう』 ハヤカワ文庫

 

ピエール・ルメートル(1951-)の『天国でまた会おう』を読了しました。『その女アレックス』などのミステリー作品が日本でもヒットしたフランスの作家ルメートルが著した「文芸作品」(いわゆるメインストリームの作品)が本書で、フランスのゴンクール賞を受賞しています。第一世界大戦とその戦後を舞台に、兵士の友情と葛藤の物語が描かれます。サスペンスの要素もあって、エンターテイメントとしても読ませる作品になっています。

面白く読むことはできましたが、どこか物足りなさも残りました。

 

【満足度】★★★☆☆