文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

川上弘美『蛇を踏む』

川上弘美

『蛇を踏む』 文春文庫

 

川上弘美の『蛇を踏む』を読了しました。1996年の第115回芥川賞受賞作である表題作に加えて、「消える」、「惜夜記」の三編の作品が収録されています。物語の寓話性をメタ的に意識しながら、それでいて日常に溶け込む(一次的な)言葉でそれを自然に表現するチャーミングな小説でした。

 

【満足度】★★★