文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

スティーヴン・キング『ダークタワー Ⅴ カーラの狼』

スティーヴン・キング 風間賢二訳

ダークタワー Ⅴ カーラの狼』 角川文庫

 

スティーヴン・キング(1947-)の『ダークタワー Ⅴ カーラの狼』を読了しました。作家の集大成ともいえるダーク・ファンタジー作品もシリーズの後半に入って、物語がクライマックスに向けて動き始めていることを感じさせる展開となっています。ここまでのシリーズ最長作品(おそらく)となる本書は2002年末頃には完成しており、その時点で残るシリーズ作品である第六巻と第七巻もその第一稿が出来上がっていたようです。

 

作品が次回への期待を持たせた終わり方になるのは、もはや本シリーズのお約束となっているようですが、そう遠くないうちに次回作の読書の機会を持てればと思います。

 

【満足度】★★★☆☆