文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

マイクル・コナリー『素晴らしき世界』

マイクル・コナリー 古川嘉通訳

『素晴らしき世界』 講談社文庫

 

マイクル・コナリーの『素晴らしき世界』を読了しました。原題は“Dark Sacred Night”なのですが、「暗く聖なる夜」という邦題の別作品が既に存在(原題は“Lost Light”)していて、これは何とも…という状況になっています。本書はハリー・ボッシュとレネイ・バラードという作者が生み出した二人の主人公がしっかりと競演する作品です。最終盤に迎える展開は今後の本シリーズの行く末を予告するものになっていて、まだもう少しこのシリーズは続くようです。

 

【満足度】★★★☆☆