文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

マイクル・コナリー『訣別』

マイクル・コナリー 古川嘉通

『訣別』 講談社文庫

 

マイクル・コナリーの『訣別』を読了しました。2016年に刊行されたハリー・ボッシュシリーズ作品です。原題は“The Wrong Side of Goodbye”で、チャンドラーの『ロング・グッドバイ』が想起されます。ロサンゼルス市警を退職したボッシュは、私立探偵に復帰しながらロス近郊にあるサンフェルナンド市警察に無給の嘱託職員として勤務しています。ボッシュの肩書きが注目ポイントになっているあたりに、時代の流れを感じさせれてしまうのですが。

 

【満足度】★★★☆☆