森博嗣『冷たい密室と博士たち』

森博嗣

『冷たい密室と博士たち』　講談社文庫

森博嗣の『冷たい密室と博士たち』を読了しました。本来であればシリーズの第一作目となるはずだった作品で、やはり久し振りに読み返してみても、こちらの作品の方がとっつきやすかったのではないかと個人的には感じられてしまいます。主人公である助教授（当時の呼び方になりますが）の性格は、安定しているようでいて、少し揺らぎが見られる描き方になっているのだなというのが再読してみての発見というか感想です。

【満足度】★★★☆☆