文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

赤川次郎『三毛猫ホームズの幽霊クラブ』

赤川次郎

三毛猫ホームズの幽霊クラブ』 角川文庫

 

赤川次郎の『三毛猫ホームズの幽霊クラブ』を読了しました。シリーズのヨーロッパ篇の第二作目にあたる作品なのですが、いささか登場人物が多すぎて混乱してしまいます。凝ったプロットではあると思うのですが、やや複雑になり過ぎていて、真犯人の提示の仕方も雑になっている気がします。本格ミステリ志向のシリーズだと思うのですが、このあたりからそのコンセプトに無理が出てきているのかなという感想です。

 

【満足度】★★