文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

村上春樹『辺境・近境』

村上春樹

『辺境・近境』 新潮文庫

 

村上春樹の『辺境・近境』を読了しました。アメリカのイースト・ハンプトン、瀬戸内海の無人島、メキシコ、香川県ノモンハンアメリカ大陸横断、そして作者が少年時代を過ごした街である神戸と、辺境と近境を巡る旅行記が描かれています。硬軟入り混じる作者お得意の筆致で語られる旅行記ですが、写真家の松村映三氏による写真をメインに据えた別冊も刊行されています。懐かしく読むことができました。

 

【満足度】★★★☆☆