2024-02-19 吉村達也『哀しき檸檬色の密室』 日本文学 吉村達也 『哀しき檸檬色の密室』 角川文庫 吉村達也の『哀しき檸檬色の密室』を読了しました。密室トリックを表題に謳ってはいるものの、トリックそのものというよりはその“位置づけ”のようなものを描くことが、作者の狙いだったようです。結末の消化不良については、作者の計算どおりであったとしても、面食らう読者は多いのではないかと思います。 【満足度】★★★☆☆