文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

島田荘司『Classical Fantasy Within 第三話 火を噴く龍』

島田荘司

『Classical Fantasy Within 第三話 火を噴く龍』 講談社

 

島田荘司の『Classical Fantasy Within 第三話 火を噴く龍』を読了しました。大雑把な言い方になってしまいますが、島田荘司氏の作品はその長大な作品の全体を通じて説得力を持たせるというものだと思っていて、その意味では短く切り取られたような形で世に出される本シリーズのような作品では、その魅力が十分に伝わらないのも仕方ないことなのかもしれません。誰をターゲットにしているのかよく分からないような物語になってしまっている気がするのは私だけなのでしょうか。

 

【満足度】★★