文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

村上春樹・安西水丸『日出る国の工場』

村上春樹安西水丸

『日出る国の工場』 新潮文庫

 

村上春樹安西水丸の『日出る国の工場』を読了しました。工場見学をテーマにしたエッセイ集ですが、取材先の中には一般的な意味では「工場」と呼べないようなもの(結婚式場、農場など)も含まれています。エッセイとしては、ぎこちなさというか、こなれていない感じが随所に見られるのですが、作者らしいものの見方というのは相変わらずというか、そういうところを純粋に楽しむべき本なのだとは思います。

 

【満足度】★★★☆☆