文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

トニ・モリスン『パラダイス』

トニ・モリスン 大社淑子訳

『パラダイス』 ハヤカワ文庫

 

トニ・モリスン(1931-2019)の『パラダイス』を読了しました。1993年のノーベル賞受賞後に初めて発表された作品が本書なのですが、層を成す厚みのある語りと緊密な構成が特徴の大作です。そして、一読してみて極めて難解な作品だなと感じさせられました。あらためて読み直してみないと、初読ではまるで歯が立たなかったという感じです。

 

おそらくは読むべきタイミングではないときに読んでしまったのだと思いますが、モリスンの他の作品なども迂回しながら、またあらためて読んでみたいと思います。

 

【満足度】★★★☆☆