文学・会議

海外文学を中心に、読書の備忘録です。

ケストナー『飛ぶ教室』

ケストナー 丘沢静也訳

飛ぶ教室』 光文社古典新訳文庫

 

ケストナー(1899-1974)の『飛ぶ教室』を読了しました。新潮文庫の新訳でこの作品を読んだのは、およそ4年半前のことでしたが、本書が古本屋で100円で売られているのを見つけて、このたびの読書となりました。今回もクリスマスの読書には間に合うことがなかったのですが。

 

比較的新しい翻訳とはいえ、この光文社の翻訳の方が新潮文庫のそれよりも若干古いようです。新潮の翻訳で「道理さん」と訳されていたベーク先生は「正義さん」とされていて、こちらの方が直訳に近いのかもしれません。個人的には新潮文庫の翻訳の方が好みに近いような気がします。

 

【満足度】★★★☆☆